2013年3月28日木曜日

介護職20 食事介助という名の人殺し

介護職20 食事介助という名の人殺し
「入浴介助中の火傷死亡事故」
先日出合った、施設関係者とのお話し。
当時、ニュース新聞にも取り上げられました入浴中の火傷死亡事故。
彼が過去に勤めていた施設がソレなのですが、「ボーッとしてるし、あの人ならやりそうやと思った。」と漏らされていました。
高温であれば、熱気や湯気で分かりそうなものですが、どうなんでしょう。

そもそも、高温で湯を張るという状況が気になりました。
わたし個人の見てきた中で、何時間も前にある程度熱い湯を張り、入浴前に温度調整という方法を取っていた職員が居たのを思い出しました。
本人は、出来る準備は先に先にという性格で、それが効率が良いと思っていたようですが、無駄なことして頭悪いな・・・という印象を当時抱いていました。
個浴であればご利用者が浴場に着いてから湯を張っても、服を脱いで身体を洗ってと一連の流れの間に湯は溜まります。
間に合わないのであれば、ある程度逆算すれば良いだけです。

先に先には、エネルギー、コストの無駄です。

風呂場に温度調整機能が無く、寒いので暖めておきたいという理由であれば、脱衣場を暖めるついでに戸を開けて暖房を中にいれるなりすれば良いのではないでしょうか。
さすがに脱衣場にはエアコンが付いているでしょう。

空間を暖めたいなら、壁面を暖めることです。
ちょっとした豆知識。


先に先にの職員が居ましたら、「○○の時に湯を張ったら間に合いますよ。」と伝えましょう。
相手が非効率な効率を主張してきたら、角を立てないよう「リスク回避」を前面に「コストの無駄」を控えめに伝えましょう。

それでも、相手がややこしいなら嘘でも相手を立てて「アナタはキッチリしてて大丈夫だと思いますが」「他の職員が気付かずに抜けた行動してしまったら危ないから」という旨を伝えましょう。

それでも、相手がごちゃごちゃ言うようなら「ドアホ、頭悪いんか!」という気持ちを抑えてリーダー辺りにマニュアル化してもらいましょう。






有料老人ホーム勤務時代の回顧録。
「散歩。外の空気を吸いに行こう。」の続き。
前回記事、「介護施設に身内を預ける『責任』と『信頼』」も、このホームでの出来事です。


過去記事で、すんごく時間にゆとりのある施設なのに、入浴を急いでいるという話しを書きましたが、食事も同じ。

無理やりな食事介助
Fさんという体の小さな婆ちゃん。
普段は言葉を発することもありませんが、音楽が好きで聞こえると手拍子をされます。
ご自分で動かれることが少ないですが、普通に歩けます。
食事も、ご自分で手を動かそうとされませんので、職員が介助をします。
そして、食事中は高頻度でムセながら涙を流されてます。
「何で、泣くの~!」
「ちゃんと食べないと元気でおられへんでー!」
糞ババァ職員が無理やり口に放り込む。

・・・・マテマテ。

小さな口いっぱいに食べ物放り込まれて、「飲み込め」言われて、お茶流し込まれて、すぐまたいっぱい放り込まれて・・・・。
フォアグラの残酷な飼育を連想させられます。

「詰めすぎ違いますか。」
「時間あるし、ゆっくりしましょう。」

入社すぐの研修中にそんな事言うのも気が退けますが、そんなことも言ってられない状況です。
それとなく伝えた結果も、その場だけ取り繕うだけでした。
どうにかならないかと、折を見て主任と話しをしましたが、基本監視の目もありません。
食事介助に職員1人が居る状態も多いです。

・・・・・・・。


なんでしょう。
人の心を無くしてしまうのでしょうか。
ここの施設は論外としても、食事介助は人により時間も掛かりますし、早く済ませないと業務が周らないという焦りも理解できます。
しかしながら毎回思うのが、その食事介助自体が大事な仕事のひとつなんですよと。
食事介助は仕事では無く作業のひとつで、その他の業務が仕事だと勘違いしているような節が見受けられます。
他とのバランスもありますので、無理やり放り込むような介助をするくらいなら、30分なり1時間なり(1時間も食事するのはシンドイと思いますが)時間を決めて、残ってもそこで終了するほうが良いと思います。

また、人により必要なカロリーも違います。
F婆ちゃんは体重40kgにも満たない本当に小さな方。
個人差を考慮しない、一般的な施設メニューではどう考えても多すぎます。
残してもいいじゃない。

あと、立って介助しようとする職員。
餌じゃないんだから、座って落ち着いて介助しましょう。
忙しくて座る暇が無いのは何かが間違ってます。


後日談
退職数ヶ月後、主任との電話。
「何か、変わったことありました?」
「Fさんが亡くなったわ。」

「何で?」
「誤嚥性肺炎。」

「それ、食事介助が原因でしょ。」
「それもあるかも知れない。」

「主任に当たっても仕方ないですけど、あれだけ言ったでしょ。」
「いつか事故起きますって。」
「うん。。。。」


後味悪い思い出です。



フォアグラ飼育の動画
※残酷ですので、心臓の弱い方は動画閲覧にはご注意ください。







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1 件のコメント:

  1. 全ての施設がそうとは限らないですが、自分が勤めていた施設は、業務に終われ、食事介助をしている暇もなく食べ物を詰め込みだけ詰め込み、薬も飲ませられずにいました。それで、誤嚥性肺炎になるという経過を辿っていました。私は、記録に嘘を書けないと園長と話し合いましたが、記録は明るみに出ないようになれば良いとのことでした。私は、記録を書かずに退職しました。
    それが、介護福祉士としての義務だとしても、それ以前に、自分の人間性を失いたくないからです。地元の地域包括センターに報告しても、その施設の現状は変わらないです。

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