2012年8月1日水曜日

介護職15 昼寝をしない利用者が怒られる理由

有料老人ホームのここがおかしい
先日、ひょんな事からシルバー世代の飲み会(?)にお呼ばれしまして、スナックに連行されました。

下は60歳から、上はなんと90歳。

職業柄、老人は施設での姿イメージが強いですので、元気の違いに圧倒されました。

わたし一人、30代前半。

たぶん、というよりも絶対気を使ってくれてたのでしょう。
ハイカラな爺さんが、突然「AKB48」を歌いだしたのには、思わず吹き出しましたw

AKBに興味が無いとも言えず、一緒に「アイウォンチュー!」と叫んできました。


・・・・・疲れたよ!



ということで、自身の介護職体験記、回顧録つづき。

前々回、自腹ボランティアのお話しをしましたが、まだまだオカシなところが。



昼食後の過ごし方

お昼ご飯を食べたあと、爺ちゃん婆ちゃん達は、ある程度好きなように過ごされていると思います。

そのままテーブルで、仲の良い者同士でお茶やお喋りを楽しむ人。
裁縫をする人。
部屋に帰って読書する人。
眠気がきて、部屋で昼寝をする人。

色々いらっしゃいます。
当然です。

以前の特養でもそうでした。


ところが、ここの有料ホームは・・・・・・。

「昼寝」しか認められません。


・・・・・・・・・?

どういうこと・・・・・・?


全員、食事を終えたら着床誘導!
お昼は、フロアに職員しかいません。


なんで・・・・?



その時、職員は何をしてるの?

職員の動きを見てみると、皆何かしら作業をしてます。

破れたズボンを縫っている職員。
カレンダーを印刷し、色を塗っている職員。
シフトを作っている職員。


もっかい言うけど、なんで・・・・??


まさに、「ハテナ」の塊でした。


そうこうしていると・・・・・


叱られる婆ちゃん

「コラー!ちゃんと寝なさいよ!!」

「わたしは、眠くないのよ・・・。」


「今は、お昼寝の時間でしょ!」

「・・・・・・。」


部屋に追い返される婆ちゃんの後ろ姿。
本当に、起きたらダメなようです。



怒鳴っていた女性職員に問うてみると、「職員の作業の時間」になっているようでした。
利用者さんが起きていると何かと作業が捗らず、邪魔だということです。

職員は誰も疑問を持っていないご様子。


うーん。どうしようかな。。。。
入社してすぐに、それもこういった相手に「それおかしいやん!」とは中々言えません。
反感を買って良い方向に行かないのがオチでしょうし。



解決へ向けて

とりあえず、主任とそれとなくお話しを。

「この時間って、毎日こんな感じですか?」

主任「うん。そうですね。」

「みんな、それぞれ普段できない仕事してますね。」


「裁縫とか、カレンダーとかですね。」

「うん。特養ではどんなだったのかな?」

「基本的には、皆さん好きなことしてましたよ。」


「そっかあ。良いアイデアあったら言ってね。わたしたちあまり経験ないから他の施設知らないし。」

「他の施設は関係ないですけど、起きたい人が無理やり寝かされているのは、ちょっと辛いかなと。」

「無理やりはアカンよ。」


「職員によるんでしょうけど、部屋に追い返されている姿も見ますね。」

「それは、わたしが注意します。ごめんなさいね。」

「いえ。」


「カレンダー作りとか、色々されてる作業って利用者さんの為ですよね?」

「うん。」

「作業は仕事の為だと思います。」

「その作業の為に、仕事を放棄するのは本末転倒だと思うんです。」


「うーんと・・・・。」


この件以外も、色々聞きたいことが多すぎたので、趣味と実益を兼ねて勇気を出してお誘いを。
※参照 介護職04


「主任、今晩予定あります?」

「うん?」


「もし良ければ、その辺で飲みません?」

「ちょっと色々お話し聞きたいことありますし、ここで働く上で、主任と僕の中で仕事に対しての考えとか整理させたいんです。」

「・・・・・・。」

「わたしも聞いてみたいし、行きましょか。」


よし!のみにゅけーしょん!(古い?)



対策会議(大袈裟w)

ということで、飲みの席で色々とお話しを聞き、やっぱり変な施設だなあと思いつつ、メインであるお昼の時間を、今後どうやっていこうかと対策を。

簡単に纏めますと、お昼の時間に職員が作業をしないと、する時間が無いということでした。
今日は、とりあえず明日から出きる簡単なことを考えましょうということになり。

寝たい人は寝たらいい。
そうじゃない人は、無理に寝かさない。
今まで職員だけでやっていた作業を、利用者さんと一緒にしましょうということになりました。
出来ない利用者さんも、同じテーブルを囲み、同じ雰囲気を感じるだけでも楽しめる方もいらっしゃる。
独りでゆっくりしたい人には、見守れる範囲でゆっくりしてもらえばいい。


翌日のお昼の時間

以前は押し返されていた婆ちゃんが、手を叩いて笑っていた姿が印象的でした。


今回は、主任が温和で前向きな方でしたので助けられましたが、
新しい職員が、既成職員に抵抗無く変化を与えるのは難しいんです。

どんなに、簡単な内容であっても。



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