2012年4月22日日曜日

介護職12_独り立ち早すぎませんか?人手不足なギリギリの施設運営

介護職員12「有料老人ホーム」
先月、鹿児島の老健(介護老人保健施設)でストライキが起こりましたね。

なんと、昨年に続き2度目。

どっちもどっちなのでしょうが、法人側に「人質運営」があったのだろうと思います。
職員が組合から知恵を受け、立場が入れ替わっただけかなと。
常に人質にされていたであろう利用者さん、その家族さんが不憫です。

法人側の敗因は、正当な報酬だけでなく、「自尊心」まで奪ってしまったことではないでしょうか。
言葉悪いですが、この「自尊心」を奪わないことによって、不当賃金であってもうまいこと運営している法人は結構あると思います。



奇しくも、そんな法人の元で働いていた私。
前回「有料老人ホームへ初出勤」の続き。

新規施設の施設長より、「配属先の話しはしないでね。」と釘をさされたわたし。
変だなあと思いながらも、翌日は無難に過ごします。


勤務3日目

施設長、主任より突然のお話しが。

施設長「みやびさん。ここでの仕事はどうですか?」

「楽しく働かせてもらってますよ。」


施設長「良かった^^ 実はね、予定より早いんだけど、明日から独り立ちして貰おうかなと考えてます。それと、週明けから夜勤にも入ってもらいたいんだけど、良いかな?^^」

「え・・・っと。僕まだ今日で3日目なんですけどw
利用者さんのこともしっかり把握できてませんし、そんなんで大丈夫ですか?」

主任「みやびさんなら大丈夫^^」

(シフト表確認してたら人が足りないように感じてたけどそれでか・・・。)

「職員が足りてないってことですよね。」

施設長「うーんw それもあるんだけど、あなたなら大丈夫って判断してのことよ。」


「(分からんけど)分かりました。夜勤は1人じゃないですよね?」

施設長「1人だけど、初日は2Fの夜勤者に主任が入るから分からないところは教えてもらってね。」

(ちょっと・・・。マジデスカ。。。。。)

「えーっと・・・。分かりました。」

2人「よろしくお願いしますね^^」


この施設長、すんごく人の良さそうな主婦の方という印象で、物腰柔らかくて好きなのですが、言ってくることは結構すごい。

「あまりにも余りにも」で、最後は諦め半分、半笑いだったと記憶してます。
施設長も夜勤に入っていたくらい人手不足でしたので、仕方ないと言えば仕方ないですが。


全員の名前さえまだ覚えきれてない・・・。
私は、人の名前を覚えるのがすんごく苦手。
これは、未だに苦手です。
何かコツでもあるのかなあ。

とりあえず、夜勤までに残された3日間は、勤務後に利用者さんのケースファイルを引っ張り出しサマリーに目を通しましたが、よう解らん。。。
名前見ても、どの人のことかも頭の中でリンクしないし、既往歴に難しい病名や症状が書いてあっても知識が乏しい為、何のこっちゃ状態。
この時に「脊柱管狭窄症」という難しい名前を初めて見て、ああそういう症状のことを言うのかと覚えた記憶があります。
情けないですが、それだけ知識が無いってことなんです。


小さな施設ですし、元気な方が多いのもあり、翌日、翌々日の独り立ちでの日勤は、無難にこなせたと思います。



迎えた初夜勤

勤務6日目での初夜勤。
この施設も、旧来型の病院や介護施設によくある、夕方から翌朝までのクソ長い夜勤体制です。
たしか17時~翌10時だったかな。(うろ覚え)
夜勤体制ひとつとっても、非常に問題のある施設なのですが、これはまたの機会に。

「おはようございまーす!」

職員「こんばんわでしょw」

クセで時間関係なく、出勤時には「おはようございます」な、わたし。
今でこそ、「オカシイ」と言われて当然だと解かりますが、当時は「そんなにおかしいかなあ・・・。」という感覚。どうでもいいか。


利用者さんは「日中と夜間で別の顔を持つ」と言われることがありますが、本当にそれが怖いなあと思いつつ。
夕食が終わるまでは、日勤者が居ますので特に困る事も無く。



夕食後・・・・。


・・・・・・・・・・・・。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



着床(寝る準備、寝床への誘導)に嫌がる方も無い。
皆、寝静まって起きてるのは私だけ。

じいちゃんばあちゃん、なんでこんなに「職員にとって良い利用者さん」なの。

巡回、服薬、水分補給、排泄介助など通り一遍の介助をしたのみ。

出来事を強いて挙げると、外資系の元社長秘書という肩書きを持つ、比較的お若いインテリばあちゃんが居るのですが、アルツハイマー型の認知症を患ってます。数分後には、今の会話を忘れてしまう程度の認知症状です。
訪室する度に「こっちにおいで^^」「若いのにこんな仕事するなんて良い子ね^^」と毎回頭をナデられたくらい。
ちょっと気恥ずかしかった。

他に覚えているエピソードが無い・・・。
怖いくらい平和。


2Fより主任が様子を見にこられるも、
「だいじょうぶ~?^^」
「うん。だいじょうぶ~^^」

ってくらい、落ち着いた初夜勤でした。
今日が特別落ち着いた夜という訳でもなく、普段から基本的にはゆったりしてるそうです。
有料って特養では考えられないほど楽なんだなぁと、日勤に続き思ってしまった初夜勤でした。



独り立ちは妥当?

「これなら、独り立ちが早くても問題ないやん。」

そう思ってしまいそうな勤務内容ですが、他人の命を預かる身ですし、有事の際に適切に動けるかどうかが大切です。
独り立ちするにしても、

設備のこともほとんど分かってません。
AEDの場所も知りません。
吸引機の場所も教えてもらってません。
緊急連絡先も聞いてません。

先輩、上司からは一切こういった話しも無く、すべて自分から聞いて初めて返事を貰った程度です。
「ちょっと分からない・・・。聞いてくるね。」という先輩からの返事も。


これでは、事が起こった際には、「問題のある管理体制」と非難されることでしょう。
やはり、「独り立ちが早すぎる」と思います。
それ以前に、そもそも教育体制に問題がありますが。


※決して、有料老人ホーム=楽という訳では有りません。(念の為)



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