2012年1月8日日曜日

介護職08_私が大好きな特養施設を辞めた理由

介護職員08「特別養護老人ホーム」
世間では「低賃金・重労働」と言われている介護業界。

従業員は低賃金。

なのに、経営者周辺はなぜか高級車を乗り回す。

こんなイメージでしょうか。


私見ですが「重労働」と言われる方は甘いんじゃないかなというのが、正直なところ。
ヘルニアを煩わせている自分が言うのも説得力に欠けますが。

言葉通りの意味での重たい、身体に負担が強いという意味ではその通りなのですが、不満、愚痴として職員の口から出るその言葉は少しニュアンスが違うように思います。

「ツライ」、「シンドイ」といった言葉が近いでしょうか。
それに対しての「NO」という意味です。

実際その後に、2つの別法人で施設職員を経験した今でも変わりません。


語弊を招く表現ですが、他業種と比べても仕事としては、格段に「楽」です。

末端は数字をシビアに追いかける必要も無く、責任も負わない負えない。
専門知識を勉強しなくても、なんとなく勤まってしまう。
余程のことが無ければ、クビにもならない。
いえ、余程のことが有ってもクビにならない。

職種違えば、過失致死罪に問われても仕方ないケースも少なくないはず。
この業界に身を置いてる方ならば、私の言っている意味は解ると思います。
実際に自分が見てきたケースも追々記事にしていこうと思いますが、今回は自身の退職。



退職を決意。

初めての介護職。

半年が経つ頃には、自分が身を置いている介護業界の事も少しずつ解るようになります。
金回りが悪い。生産性が無く、働く側は低賃金。

その中でもやはり従事者として痛感したのが「低賃金」でした。

当時、独身で他にも収入源があったお陰で、頻繁に飲みに行ったりと、ある程度余裕のある生活。
しかしながら、アテにできない収入源でしたので、いつか本職の介護職一本で食べていきたいと考えてました。

楽しくて仕方ない毎日でしたが、将来が見えない。
でも、この業界でずっと働きたい。

この施設で、管理職になったところで、どれくらいの給料なのかも知っている。
私の学歴は、高卒。
それも地元では有名なアホ学校。

学歴重視の法人の為、高卒という時点で、すでに逆転できない構造。

例を出すと、入社1年目の大卒末端職員と、入社5年目の仕事の出来る高卒主任の給料がほぼ同じです。
そこから多少、個別の交渉によって、色が付く程度。


同じ低賃金介護職の中でも、法人によりやはり違いがあります。
早い段階で、別の施設に移りたいと考えるようになってました。

情報を集めていく中で、民間企業が運営している「有料老人ホーム」に夢を見るようになりました。


先輩「お前ふと消えてしまいそうやねんよなぁ。」

話し好きな私ですが、決意が固まるまでは、会社を辞めるなどとは言いません。
それでも、何かしら雰囲気で感じ取られていたのかもしれません。

口に出すときは、本当に辞める時です。

大好きな主任に、退職の意向を伝えました。

後日に課長も加わり話し合い。
両者共、私がこの仕事が大好きであり、施設での毎日の生活も好きであることは理解していただいてます。

この法人の好きなところは、本当にじいちゃんばあちゃんに、少しでも良い暮らしを送ってもらいたいと考えているところ。

しかしながら、その為には、職員もある程度満足のいく暮らしが出来ないと実現できません。
その部分を軽視しているというのも、特徴。

こんな世界で、利用者さん職員共に、満足のいく「win-win」の関係を保つのはなかなか難しいとは思います。

だからといってそこを軽視するというのは、やはり違います。


理由が職員の待遇面である事が明確でしたので、基本給を上げるよう施設長理事長に交渉するなど、色々とありがたいお話しもいただきましたが、そんな小手先で何かが変わるとは思えません。
すでに心も有料老人ホームにあった為、揺るぎませんでした。

そして、二ヵ月後に円満退職。
初めての介護職。
在籍期間は10ヶ月と短いものでした。

最後に、歓送会で職員皆から色紙に寄せ書きをいただきました。
嬉しかった。



送る言葉

私が、宴席で皆さんに送った最後の言葉は、

みやび「多くの職員さんは、生活が掛かってます。
より良い施設を見つけたとき、私が良いと思った職員さんは、容赦なく引き抜きます。
私に引き抜かれないよう、皆さんで○○(施設名)を良い施設に育ててください。」

みやび「あー、あと。
Kさんは引き抜きませんので安心してください。」


K先輩「俺はアカン職員ってことかよ!w」

みやび「wwwwwwwww」



※後日談

3年後の介護福祉士受験。

在籍証明の書類のお願いに、一昨年、久々にこの施設に電話をしたのですが、事務員さんもしっかり覚えててくださった。

事務「おー。記録より記憶に残る男!w」



次回より、有料老人ホーム編です。




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3 件のコメント:

  1. とある特養系法人の事務をしています。
    初めて読ませていただきました。
    待遇の低さは非常によくわかります。
    おっしゃってることもよくわかります。
    が、10か月と最後に書かれているのをみて、
    さらにお別れの言葉が給料あげないから私はやめた宣言ともとれる内容

    当法人にそのような方がもし居たらやめてもらった方がありがたいです。いろいろがっかりしました。

    返信削除
    返信
    1. すみません、何故かスパム判定に入っていたようでコメントが反映されてませんでしたので解除しました。

      わたしは、この法人で給料交渉はしたことないですよ。
      上司が私の給料を上げるよう施設長理事長に交渉してくださっていたということを後で聞いたというお話しです。

      お別れの言葉はその通りですね。
      高校生のアルバイト代程度では、最低限の生活を楽しむことも制限されます。
      明らかに周囲の施設よりも水準の低い賃金で頑張れる力は私にはありませんでした。

      コメントありがとうございました。

      削除
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