2011年12月20日火曜日

介護職05_虐待現場に遭遇。あなたならどうしますか?

介護職員05「虐待」
ブログコンセプトは、「介護職員だからこそ外に目を向ける」なのですが、最近介護職記事の割合が多い。
良いのか悪いのか。

今回は、今思い返しても、「相手を殴りたくなる」ので、言葉が多少乱暴なところがありますが、当時思ったこと、起こったことを、そのまま表現しています。

不快になりそうな方は、ここでページを閉じてください。


では。


初めての介護職。

特養に入って、すぐに感じたことがあったのですが、一部の先輩職員の言動に、「お前勘違いすんなよ。」と思うことがしばしばありました。

入所されている利用者さんは、基本的に何かしら身体的、精神的にハンデを背負っています。
だからこそ、入所されている訳です。
例外除き、当たり前のことです。
働いている多くの職員は、その爺さん婆さんより若いです。
これもまあ、当たり前のことです。

その爺さん婆さんを、年上だから尊敬しろだとか、何でも下手に出ろとか言うつもりはありませんが、

「自分より劣っている生き物として扱う。ペットのように扱う。」

こういった上下関係を決めたがる犬のような職員には、心底腹が立ちます。
こういう輩は、職場内でも上にはペコペコ、下にはエラそうにという、心の弱い人間なのが相場です。
新人の私に対しても、中身の無い先輩風を吹かしてきてました。



どこにでもありがちな軽い事例

利用者さんとたいした関係も作れていない若い職員が、ボール遊びをしています。
爺ちゃん婆ちゃんを円に、自分が真ん中。

「ホレ、ちゃんと打ち返してみ!」

「いくで!ちゃんと返しよ!」

「ホラ、やってみ!」

「おー。やるやん!」


こんな状態。

繰り返しますが、この若い職員と利用者さんには信頼関係などありません。
そんな職員の放つ上記の言動を、オカシイと感じない現職の方には、転職をオススメします。
若しくは、私の文才が無い。

入社したての私としては、利用者さんには悪いですが、今自分が注意しても反発があるだけで、その場限りの解決には意味を成さないと思ってましたので、私からは、腹の立つ言動を見た時に、表情のみで「それおかしいですよ。」と伝える程度にして、ある程度、時期、タイミングを窺ってました。


そうこうしているうちに、3ヶ月経った頃。



やっぱりあった、虐待。

ある日の夜勤。
バカ犬代表とも言える、A先輩と組むことになりました。

いつも深夜0時を過ぎた頃、「起きる~」とコールを押されるO婆ちゃんがいます。
離床して30分程すると、満足され「寝るわ。」と帰られます。

案の定、定刻にナースコールが鳴りまして、私は他者の対応をしてましたので、Oさんには、A先輩が対応することに。


と思ったら、独りで戻ってこられる先輩。

みやび「あれ。Oさん起きてないんですか?」

A先輩「うん。寝ぼけてたみたい。」


この先輩の事は基本信用してませんが、「ふ~ん。」と思う程度でした。


5分後、またOさんのナースコール。

み「ちょと、行ってきますわ。」


後輩ですので、基本私のほうが率先してコール対応します。

A先輩「いや、俺行くわ。みやびさん休んどいて。」


普段は、私が優先で対応してるのに、何故かOさんのコールに行きたがる先輩。
なんとなく、おかしいと思った私は、趣味悪いですが、足音消して見に行く事に・・・・。

・・・・・・・・・・・・。


O婆「なんでやの~。イタタタ・・・・・」

A先輩「忙しいねん!夜は寝ろや!!」(ドスは効いてるが息を殺した小さな声)


小さなO婆さんは、押さえつけられてました。

この時点で、コイツが先輩だろうが何だろうが自分に遠慮は無い。
殴ったりは無さそうなので、居室の前で待つ事に。

み「コラ、ワレ。今何しとっt」

言葉を遮り、

A先輩「スイマセンデシタ!」


その場で土下座しだす先輩。
すでに涙目。
謝罪する相手が違うだろ。
態度が変わりすぎてビックリしました。

嘘のようで全て本当。
全く脚色もしてません。


こんな人間が他人の援助をしてるのです。

こんな人間でも働けてしまうのがこの業界です。


先輩が落ち着くのを待ち、改めて話しを聞く。

虐待行為は、やはり初めてでは無いとのこと。
普段は、周囲に職員が居ないことを確認していたということ。
思い通りにいかず、イライラして、気持ちが抑えられなかったということ。

私は、退職を勧めると共に、翌朝、主任と話しをする事を伝え、話しを切り上げました。

2つの施設で、一度づつ今回のような虐待現場を見てますので、施設での虐待は、決して縁遠い話しではありません。

前回記事の通り、下手な人が少なくないのがこの業界です。
社会経験の無い人、仕事として向き合えない人、優し過ぎる人。
そういった人が、コントロール出来ずに自分自身を潰し、虐待行為に陥りやすいと感じます。

そして、それは現場に居ない管理職が見つける事は不可能に近いです。


翌朝、早番への申し送り後に、主任と話しを。

主任「言動は目に余っていたから散々注意してきたが、虐待までは想像してなかった。」


主任に人事権はありませんので、主任から事態を上に報告し、判断を仰ぐことに。
私からは、「問答無用でクビ。それが出来ないなら、せめて、日中監視のできるデイサービスへ移動」を強く押しました。


結果は「反省を促すと共に、もう一度初心で頑張れ」でした。

人材不足や社会的責任色々あるでしょうが、
この施設、管理職が終わってるなと思った出来事でした。


結果的には、A先輩は数ヵ月後に職場を去り、他法人のデイサービスへ移りました。
出来れば、介護職以外をして欲しかったのですが、そこまでの強制力も義理もありませんので仕方ないですね。


いくら会社がコンプライアンスだとか、崇高な理念だとかを掲げようと、抑止力としては、ほとんど意味を成しません。

所詮は、職員の質によるところです。




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